設立趣旨
2011年3月11日、東日本大震災によって本当に多くの地域と人々が被災しました。
なかでも、岩手、宮城、福島の沿岸地域の被害は甚大で、私たちは被災者として、被災地のNPOとして、想像を絶する環境に身を置くことになりました。
あの震災、津波から10年。
国による莫大な復興費用によりハード面の整備は進みましたが、ソフト面では資金的にも人的にも十分とは言えず、その隙間を埋めるために活動を展開するNPOが数多く存在します。
しかし、震災以後急激に増加したNPOは時間の経過と復興期の被災地の変化に伴い、地域差はあるもののその数は減少し、活動内容も変化しつつあります。
NPOが継続した活動をするためには、NPO個々の組織基盤を強化する事が急務です。
また、時間の経過と共に地域外からの支援団体等の活動も減少・縮小していることもあり、地元の組織、団体が中心となった支援の仕組みを創ることが重要と考えます。
そこで、被災地の住民への支援の持続可能性を高めるためにも、NPOをサポートする仕組みの充実と、NPO支援組織自体の強化が必要だと考えました。
同時に、被害を受けた地域間の連携を促進することで、支援活動のあり方の研修や経験交流を通じた相互連携の機会が生まれ、新たな価値創出につながると考え、NPOサポートリンク(以下、本ネットワーク)を設置することにしました。
(NPOサポートリンク 設置趣意書より抜粋)
概要
NPOサポートリンクは、東日本大震災の被災地、岩手・宮城・福島のNPOが連携して地域の未来を考えるための広域連携ネットワークです。
ネットワークとしての活動は2018年に岩手・宮城の沿岸部において活動を行っているNPO等の支援組織11団体でスタートしました。
その後2019年には福島のメンバーや県域で活動する支援組織も加わり16団体が参画する広域連携のネットワーク体となりました。
参画団体
岩手
特定非営利活動法人 みやこラボ
特定非営利活動法人 おおふなと市民活動サポートセンター
特定非営利活動法人 陸前高田市まちづくり協働センター
特定非営利活動法人 いわてフォーラム21
特定非営利活動法人 いわて連携復興センター
宮城
一般社団法人 気仙沼まちづくり支援センター
特定非営利活動法人 ピースジャム(気仙沼まち大学運営協議会)
特定非営利活動法人 底上げ(気仙沼まち大学運営協議会)
特定非営利活動法人 いしのまきNPOセンター
特定非営利活動法人 地星社
一般社団法人 東北県域地域づくりコンソーシアム
特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター(多賀城市市民活動サポートセンター)
特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター
認定特定非営利活動法人 杜の伝言板ゆるる
福島
一般社団法人 南相馬パブリックトラスト(南相馬市市民活動サポートセンター)
認定特定非営利活動法人 ふくしまNPOネットワークセンター
事務局
特定非営利活動法人 アットマークリアスNPOサポートセンター
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター